概要文
ダイトウボウは、「生地販売×モノづくり」によるワンストップサービスの強みを活かし、東京都中央区の美容室向け販路を持つ中規模卸業者様と協業。美容師特有の悩みである“立ち仕事による疲れ”を解決するため、血流改善を目的とした「DSGインソール」を開発。試作品の繰り返しと現場検証を経て、多くの美容室で好評を博し、継続的な取引と新商品の共同開発へとつながった事例をご紹介します。
顧客概要
・企業名:非公開(M会長様)
・所在地:東京都豊島区
・規模:中規模卸業者
・業種:美容室向け商材の卸売・企画販売
・販売エリア:東京都・大阪府
ご依頼の経緯
東京都豊島区に本社を構える中規模の卸業者様(以下、M社)は、美容室向けの販路を東京・大阪に展開しています。ある日、M社の営業担当が美容室を訪問中、美容師の方から「立ち仕事が多く、脚の疲れに悩んでいる」との声を受けました。
健康系商品に関心の高い美容業界の現場ニーズを受け、M会長様は「立ち仕事による足の疲れ改善に貢献できる新しい商材を開発したい」との思いを持ち、ダイトウボウにご相談をいただきました。単なる素材提供ではなく、商品開発段階から関与し、顧客の課題解決に寄与できるパートナーを求めていたとのことでした。
担当者のコメント
当初、私たちも美容師特有のワークスタイルに関する知見が不足しており、どのようなアプローチが最適かを判断するのが難しい状況でした。そこで、M会長様との密なコミュニケーションを通じて現場のリアルな声を吸い上げ、「ダイエットサポートギア(DSG)」の持つ血流改善効果を最大限に活かせる商品形態を模索することに。
検討の結果、足元から体を支える「インソール」という形状でDSGを活用することがベストと判断し、商品設計を開始しました。試作品は何度も作り直し、美容師の方々に実際に使用していただいては改善を重ねるというプロセスを繰り返しました。
実際に行った取り組み
開発段階では、美容室での業務内容をヒアリングし、靴の形状や着用時間を考慮した上で、DSG素材の最適な配置と厚みを調整しました。特に、足裏全体に均等に圧がかかりながらも、長時間の使用でも違和感がないように設計した点がポイントです。
完成した試作品は、まずスモールスタートとして20足を美容室に配布。使用後の感想をフィードバックしてもらった結果、「いつもより疲れが軽く感じる」「足がぽかぽかして血行が良くなった感じがする」などの好意的な評価を多数いただきました。
結果と今後の展望
この取り組みを通じて、DSGインソールは多くの美容室で採用され、想定を超える販売実績を記録しました。「美容師の健康を守る付加価値商品」としての評価を確立できたことで、M社との関係はより強固なものになりました。
さらに、DSG素材の可能性に着目したM会長様から、「次は腹巻やベッドパッドといった新たなヘルスケア商品を共に開発したい」とのお申し出をいただき、現在は第二弾・第三弾のプロジェクトが進行中です。ダイトウボウの総合力を活かし、単なる素材提供ではなく“企画から開発まで”を一気通貫で支援できる体制が、今後の広がりを生む大きな原動力になっています。
お客様メッセージ
「ダイトウボウさんには、いつも付加価値の高い提案をしていただき、本当に助かっています。こちらの要望に真摯に向き合い、何度も試作をしてくれた姿勢に感謝しています。今後の新商品開発でも、ぜひ力を貸していただきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。」