支援事例

【病院向け寝具】乾燥性と寝心地を両立したマットレスを開発~大阪府の医療用リネン卸業者様との共同開発事例~

概要文

ダイトウボウは滋賀県の医療リネン卸商社「N社」様と協業し、精神科病院向けに、乾燥性と寝心地を兼ね備えた新しいマットレスを開発しました。病院の過酷な洗濯環境に耐えうる素材としてパラレーヴを採用。寝具としての快適さと業務効率の両立を実現し、他の病院への展開も期待されています。

顧客概要

N社(大阪府)は、病院や医療機関向けにリネン製品を製造・販売する卸商社です。従来からダイトウボウとお取引のある企業様で、自社開発も積極的に行っておられ、機能性と品質に優れた商品づくりに高い関心を持たれています。

ご依頼の経緯

精神科病院向けの布団について、新しい商品開発を検討していたN社のA様。長年の取引実績を持つダイトウボウに、信頼を寄せてご相談いただきました。課題となっていたのは、病院での日常的な洗濯業務における乾燥効率の向上です。病院リネンの洗濯では高温・高圧の処理が求められるため、マットレスが素材劣化や変形を起こさないこと、かつ患者様にとって寝心地が良いことが求められます。

これまで使用していたポリエステル固綿は乾燥に時間がかかり、水や電力の消費量が多く、業務負担の一因でした。かといって、ウレタン素材は水はけが悪く、衛生面に課題が残ります。N社は、機能性と快適性を両立できる新たな素材を探しておられました。

担当者のコメント

お客様のニーズを満たすため、私たちはまず医療現場での使用環境を詳細にヒアリング。洗濯工程では高温殺菌が必須であり、素材が高温に耐えられることが必要不可欠だと判明しました。加えて、乾燥時間を短縮することで水道代・電気代の削減、さらには作業効率の向上が見込める点も重要でした。

そこで、私たちは網状中綿素材「パラレーヴ」を提案しました。パラレーヴは軽量で速乾性に優れ、高温にも強い特性を持ち、繰り返しの洗濯にも耐えうる耐久性があります。これにより、ポリエステルやウレタンの欠点を補いつつ、寝心地を損なわない製品設計が可能になります。

巻き綿や中芯素材の組み合わせも複数パターンで試作を重ね、最終的にパラレーヴを主素材とする仕様に決定。現場でのテストを経て、形状変化を起こさず、乾燥時間も従来比で大幅に短縮できることを確認しました。

お客様メッセージ

「このような商品を共同開発することができて、本当にありがたいです。洗濯後すぐに使えるという点は現場スタッフにも好評ですし、患者さんからも『気持ちよく眠れる』という声を聞いています。今後は他の取引先の病院にも、このマットレスをどんどん提案していきたいですね。」

【病院向け寝具】乾燥性と寝心地を両立したマットレスを開発~大阪府の医療用リネン卸業者様との共同開発事例~

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